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マアルーラ、キリスト教の村

村にある岩山の奥に聖テクラ修道院がある。パウロの弟子であった聖テクラ(St.Takla)に因んでいる。言い伝えによれば1世紀、キリスト教徒となったてテクラの父が差し向けた兵に追われてこの山に逃げてきた。彼女が祈ると山が二つに割れ、その間を通って逃れることができた。アラム語で割れ目を「マアラ」と言い、マアルーラはこのマアラ(割れ目)に由来すると言われている。

キリスト教(東方正教会)の谷、マアルーラ

March 2001
アンチ・レバノン山脈の谷間、キリストが話した言葉(アラム語)を今も守りつづけるダマスカス郊外の村、マアルーラ、ここはギリシャ正教(東方正教会)の町でもある。 ここに掲載している写真は2001年3月に来たときのものだが、初めてここを訪れたのはそれから丁度3年前、1998年3月だった。

St.Taklaの前からMaaloulaの街を眺めている。急峻な谷に所狭しと家々が張り付いている。よく見るとモスクとキリスト教会が混在している。

シリアでは金曜日休むのが一般的だがここでは土日が休みとのこと。 St.Takla教会から、さらに両側を岩に囲まれた狭い急坂を登っていくと丘の頂に聖セルジウス教会がある。

テクラが祈り、山が二つに割れた谷間

初めてシリアへ出張し、初めての週末、スタッフ達とともに誘われるままにマアルーラとセドナヤへドライブした。その時、シリア人の大学教授からそのような説明をここで受けた、場所はこの谷の奥を上ったところだろうか、水か砂で浸食されたような砂紋が美しい岩肌の涸れ川のような通路だった。写真を何枚か取った記憶。説明された内容とこのマアルーラの村の名前、そして、聖テクラに結び付くまでに時間を要した。

余談ですが、シリアではよくこういったクラッシックカーにで出会う

理由はあるにしろ、長く使うことは大量消費、大量廃棄社会にとっては貴重な存在だ。